TOEC農園は、阿南市にあるTOECが契約している田んぼと畑です。お米はもちろんのこと、様々な農作物や果実が四季を通じて育てられています。
平日はTOEC幼児フリースクールと自由な学校の子どもたちが、日々遊学しています。週末や祝日、夏休みなどの長期休暇中は、誰もが参加可能な数々のフリーキャンプが展開されています。
無農薬有機農業を提唱する「大地といのちの会」の代表、吉田俊道氏の理念と実践に学び、土づくり・畑づくり・健康づくりを実践しています。生命の循環と神秘、大切さを学びます。安全でおいしい野菜を育てるため、TOEC農園では化学肥料や農薬などの薬剤を一切使用しない野菜づくりを行っています。代わりに、土手や畔、畑に生える雑草を刈り、畑に積み上げて発酵させ、土の中の菌糸を繁殖させます。発酵のおかげで、虫が来にくく病気にもかかりにくい元気な野菜が育つようにと、日々奮闘しています。
良質の地下水が流れ、ほの暗い明かりがあり、たき火で暖をとり料理する。ほどよく便利で快適に過ごすことができる安全な場所です。遊びを通して、火・土・水・空気・生き物・野菜など存分に触れあうことができます。また、暮らしを通して、四季・食のサイクルを感じ、自然や人と生きることを学びます。TOEC農園はあるもの全て手づくりで簡素な設備です。その暮らしも安易に既成品を購入したり、専門家に任せたりしないで、可能な限り自分たちの手で施設の管理や修繕まで行っています。
年間を通して、多様な野菜や果物が育てられており、その栽培、収穫、料理、食べること、そして生ゴミを畑の肥料とすることまで日常的に行われています。また、そのすべての作業にいつでも携わることができます。
3年寝かし味噌、阿波晩茶、自家製大根のたくわんなどの保存食づくりにもこだわっています。作業は、子どもたちやその親御さん、OBのみなさんなどのご協力のもと行われています。
春:じゃがいも・玉ネギ・三つ葉・フキ・そら豆・アスパラガス・スナックエンドウ・レタス・
人参・いちご・ユスラウメ・スモモ・ヤマモモ・ビワ・桑の実
夏:お米、トマト・キュウリ・モロヘイヤ・かぼちゃ・冬瓜・しそ・なす・空芯菜・枝豆・
すだち ブルーベリー・ぶどう・いちぢく・夏ミカン
秋:さつまいも・水菜・大豆・里芋・柿
冬:大根・白菜・かぶ・春菊・ブロッコリー・キャベツ・みかん・きんかん