受付中
人との関わり方を見つめたい、カウンセリングを学びたい、自分の取り扱いを知りたい…色々な切り口で多様な方たちにご参加いただいています。少人数でじっくりと一人ひとりの方の声を丁寧にききあいます。エンカウンターグループを基軸として、いろいろなプロセスワークやサイコドラマ、ゲシュタルトセラピー・・・などを展開します。その中で、自分に気づき、その取り扱い方のヒントがうまれてくるような場になればいいなと思っています。TOECならではの手作りと遊びに満ちた雰囲気の中で、自分を知るという最高のレクリエーションを楽しみましょう。
言葉足らずの愛をあなたへ
つまるところ人が生きていく上での障害は、人間関係に集約されると思います。何かを得たり、夢や目標がかなったとしても、人との関係性がうまく行っていないなら幸せとはいえないということです。幸運(ラッキー)と幸福(ハッピー)は別物なのですから。
他者の気持ちも自分の気持ちもそのままを受けとめる。そのうえで、各々と適度な距離を保っていけたらきっと生きていくことは今よりずっと楽で豊かなものに彩られるに違いありません。わかってはいても「言うは易し、行うは難し」なのですがねぇ…。
さて、自身の気持ちが萎えたり、他者との感情がもつれてしまったとしても、人の本質は愛したいし、愛されたいということに変わりはありません。難儀なことにその愛が温かく届きあうためには良好なコミュケーションがどうしても必要ということです。そういった意味でも他者や自分を責めてしまうことや関係性を閉ざしてしまうがゆえの孤立感は全ての元凶となっているといえます。
とかく混同されがちですが、誰しも心に内在する孤独感は愛を遠ざけてしまう孤立感とは似て非なるものです。人間は生まれてくる時も死ぬ時もひとりですから、孤独感は意識しようがしまいが自分と共にあります。けれどもそれがゆえに、愛し愛されることやつながること信頼しあえることのよろこびを享受できるのでしょう。
一方、孤立感は他者や自分自身、さらに広げるなら社会や自然環境等々との関係性のねじれがもたらした心理的な負のスパイラルといえます。
さあ、この4日間、あせることなく、落ち着いて心や身体の今の声を聴きましょう。孤立感をも抱き止めて、愛を交信しあいましょう。♪言葉足らずの愛を 愛を 愛を 貴方に 好きだなぁ、あいみょん。あいみょんを唄うときなぜか眉間にしわをよせて、苦い顔になってしまいます。
♪涙は枯れないわ 明日へとつながる 輪
笑いと涙でねじれを解きほぐしましょう。愛しましょう。
孤立を通り抜けて、孤独を受けとめる。言葉足らずの愛をあなたへ。そして自分自身へ。
4日間、大いに自分の花を咲かせます。「らんまん」でまいりましょう。
このワークショップの4日間は、単にカウンセリングのスキルを学んだり、悩みや問題の答えを提供する場ではありません。自分と出会い、他者と出会う。また、他者を通して、自分を見つめる。エンカウンターグループやプロセスワーク、サイコドラマやゲシュタルトセラピー…トエックならではの手づくりと遊びに満ちたムードの中、メンバーのニーズとイセタツロウの直感でデザインされていく場は涙と笑いの人生劇場。深刻じゃないけど真剣に、重くないけど深ぁく。「今、ここ」を生ききって、ともにワークしていきましょう。
ワークショップ世話人・カウンセラー 伊勢達郎
伊勢達郎(トエック代表 カウンセラー)
TOEC代表。徳島県阿南市出身。
学生時代よりカウンセリング・キャンプを学び、(財)青少年野外活動総合センター指導部(当時)を経て、1985年「自然スクールTOEC」を設立。個人やグループのカウンセリング及び、沖縄無人島キャンプなど、たくさんのフリーキャンプ(自由なキャンプ)を展開。90年「TOEC幼児フリースクール(ようちえん)」、98年「TOEC自由な学校(小学校)」を設立。社会に新しい学校のスタイルを発信・提案している。大学や看護学校の非常勤講師なども務める。