自由な学校の学び

遊びが学びとなり 学びが遊びとなる「遊学」

自由な学校には、あらかじめ定められた教科の授業もいわゆる時間割もありません。毎朝、全員参加で開かれるモーニングミーティングが終わると後は全てが遊学の時間です。ミーティングで表明したそれぞれのやりたいこと(プラン)。自由な学校の1日はそのプランを各自のペース(気持ちや意志、場の流れやプロセス、タイミングなど)ですすめていきます。意図的に細かく区切られたり、強要されることはありません。スタッフは自身の主体性も大切にしながら、子どもたち、プロセスを信頼、尊重し、共感的に見守りつつ、過不足のないサポートを心がけています。

「プラン」について

子どもたちもスタッフも好奇心や関心のあること、魅かれることを起点として自問し、やりたいこととしてミーティングの場で表明します。危険や暴力や破壊につながることはもちろん認められないし、道具や設備、天候など物理的にすぐにはできないことも当然あります。また、他者のやりたいことや集団の秩序や状況などとおりあいも必要です。しかし、そのことにしなやかに工夫して対応し、創造的におりあっていくことは、自由に自分を生きる上で不可欠な研鑽となっています。

  • メンバープラン

    メンバープラン

    子どもたちからのプランには、でこぼこの広い田んぼで鬼ごっこや陣取り、走り回る、サッカーや野球、ドッジボール、工作、造型、絵画、手芸、アート、ダンスやごっこ遊びや演劇。ピアノ、リコーダー、ウクレレ、ギター、唄、料理、焚き火、農業、読書や研究、調査、化学実験、漢字や計算ドリル、山登り、サイクリング…。ミーティングで言っていないことも次々と生まれるし、活動が連結したり、合体したり、変容したり、発展したり、転換したり、消滅したりします。動的なもの、静的なもの、多種多様なやりたいことが混然一体となって流れていきます。

  • スタッフプラン

    スタッフプラン

    プランの中には、スタッフ自身がやりたいこと―子どもたちからの要求があったり、必要を感じること、道具や機材や移動など実施するうえでスタッフの手が必要なプランもあります。例えば、海へ行く、カヌーをする、自転車で遠征する、など。もちろんそんな時も参加は無理強いされず、子どもたちは自分の意思でやりたいことを選びます。

  • でかける 旅・校外学習

    でかける 旅・校外学習

    近くの公園や体育館、、図書館や科学センターといった施設を積極的に利用します。その道のプロなど会いたい人、会わせたい人、詳しい人。海や川や山といった自然はもちろん、行きたい場所へフットワークよろしく出かけます。また、2年に1回、3年生以上から自ら計画、立案する7~10日程の旅、「大きな旅」があります。在学中2回行くチャンスがあり、その準備から実施までみんなでつくっていく、一大プロジェクトとなっています。

  • やってくる

    やってくる

    ミュージシャン、ダンサー、エコロジスト、市民活動家、画家、落語家、冒険家、釣り師、漁師、作家、野球選手、サッカー選手、カメラマン、カウンセラー、ジャーナリストなどなど、TOECのネットワークでその道のプロがやってきます。プロの中には銀行員やお百姓さんなど市井の人も含まれます。平和や環境について考える映画や人にも積極的に関わります。